前回のメルマガで「僕の今年の目標はだいぶ固まってきました」なんて言いながら
すっかりと年初から予定通りに行っていない僕です(汗)
本当は15日までに仕上げたい仕事があったんですが、ちょっと別の事にはまってしまって・・・。
何にはまっているかというと、今、LinuxというOSにはまっています.
(LinuxはOSじゃなくカーネルだというツッコミは無しで(汗))
いわゆる、ウィンドウズとかマックとかと同じようなものなんですが、
無料で使うことが出来るOSです。
無料と言ってもパフォーマンスは素晴らしいものがあり、
非常に動作も軽く、一昔前のパソコンでもWindows Vistの3D効果が体験できます.
これが面白くて、ついついすべき事をちょっと後回しにしながら没頭しています。
昨年の春にサブマシンにインストールだけしたのですが、
サブだけあってほとんど使わずに放置していました。
それが昨年の年末に母がパソコンを使ってみたいと言い出し、サブマシンを使うことに。
当然、Linuxを使わせるわけにもいかず、Windowsを入れなおしたんですが、
Linuxは使ってなかったのにもかかわらず、無くなったら急に気になり出して。
結局、メインのパソコンに導入する事になりました.
それが本気で使ってみるとLinuxって本当に面白いんです.
僕にとっては、2つの事を除けば、もう、Windowsはいらないなあと思ったほどです.
で、今、完全にLinuxに移行しているところです。
そこで、今日は、ちょっとそれにちなんだ話.
業界はまったく違いますが、Linuxのスピリッツには非常に共感できるところがあり、
音楽業界も参考にすべきところがあるように思います.
以前から言いたかった著作権に関わるお話。
◆自由と無料と著作権
Linux(一般的にはリナックスと呼びます)は、フリーの精神の元、
ソースコードは全てオープンに公開され、他のものが自由に改変、配布すること
が認められています.
この辺はちょっと判りにくいと思うのですが
興味のある方は以下をご覧になってみてください.
Linux
http://ja.wikipedia.org/wiki/Linux
GNU General Public License
http://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License
コピーレフト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%88
ちょっと固い文章なんで、読むのが疲れてしまいそうですが(汗)
誤解を恐れずに言うと、
誰かが作ったソフトを著作権はそのまま作者が保持するのですが
第三者が、その著作物を自由に改変、再配布出来る、ということが前提の考え方です.
そのためLinuxは世界中の多くの人の手により改良されて来ています.
また、OSだけでなく、同じ考え方のもと多くのソフトが開発され、
ウィンドウズやマックで出来ることはほぼ全てLinuxで実現できます.
さらに、OSも含めほとんどすべてのソフトが無料で公開されています.
(ただし、フリーの精神は「自由」ということであって「無料」ということでは
ありません)
例えば、ウィンドウズやマックでは何万円もするOfficeソフト。
これがLinuxなら無料で同じ機能を持ったOpen Officeというソフトが利用できます.
ちなみにウィンドウズ版がありますので興味のある方は使ってみてください.
Open Office
http://ja.openoffice.org/
窓の杜でもダウンロードできます(こちらの方が早いかも)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/offcsuite/openoffice.html
グラフィック系ではやはり何万円もするフォトショップに匹敵する機能を持った
「Gimp」というソフトがあります.これもやはり無料です。
ウィンドウズ版
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se190877.html
もちろん、音楽系のソフトも豊富、それが全て無料で手に入ります.
あ、それとLinuxのOS自体が無料で配布されています.
要するにソフトに関してはほとんどが無料で提供されているのです.
何が素晴らしいかというとそのスピリッツですね。
OSの開発なんて本当に大変だと思うのです.
それが、全てフリーで提供される.
どのように改変してもOK。
配布も自由。
しかも無料。
もちろん、サポートをつけて、
有料で配布しているディストリビューター(Linuxとソフトなどをパッケージにして
配布しているところ)
もありますが、それでも随分と安価です。
僕はLinuxの事を考えると、BB Kingがあるインタビューで話していたことを思い出します.
昔は、ブルースの世界では誰かが作ったブルース曲の1番に別の誰かが2番を付け加える、
そしてまた、別の誰かが3番をつける。
そうやって、世代をこえて曲が出来上がったりしていた、と。
「俺も、まわりは俺が作ったと思ってるけど、そうじゃない、オリジナルは他人
という曲があるんだよ(笑)」
なんて言うことを山川健一のインタビューで答えていました.
こうやって音楽が出来ていく、それも一つの本質だと思うんです.
ビジネスというものから離れると、音楽はこんなにおおらかなものとなる。
そして、今の著作権に対する考え方はあまりにも著作権者の立場からはかけ離れている.
そう思います.
なにも、Linuxのように何でも無料にしろ、
何でもフリーにしろ、なんて言うことが言いたいのではありません.
例えば、一昨年でしたか、
神戸かどこかの、バーの経営者がJASRACに訴えられた事がありました。
何で訴えられたか?
それはそこのマスターが、お店でお客さんの前で、ビートルズなどの曲を
ピアノ演奏していたのにも関わらず著作権料を払わなかったからです.
自分でピアノを弾いていても訴えられる。
それが著作権者を守るということに繋がるのでしょうか?
ビートルズのメンバーが、日本のどこかのバーで
「俺たちの曲を弾くなら、著作権料を払え!」
なんて思うんでしょうか?
例えばあなたが、個人で喫茶店を経営しているとします.
当然音楽好き。
お客さんにはいい音楽を聞いて和んでもらいたい、そう思います。
だから、有線放送ではこだわりが許しません.
そこで、自分が購入したCDのなかから、毎日ピックアップしてお店でながしたとします.
この場合でも著作権料の支払い義務が生じます.
(ちなみに、有線放送の営業はこれを話のネタにして販売しているようです.)
これっておかしくないですか?
これも著作権者の権利を守るためですか?
著作権者のためでなく、そのまわりの利権に群がる人のためではないのですか?
まあ、こんなことはほんの一部の話で、
今の著作権に関する法律や取り決め、あまりにも疑問に感じることが多すぎます.
Linuxのフリーな精神を見習って、もう少しスマートでクレバーな
本当の意味で著作権者のための仕組み、
それを真剣に考えなければいけない、そんな時に来ています.
音楽をプレイする人のためにも、そしてリスナーのためにも
いい、著作権に対する制度、
それが出来ることを願って止みません.





















