前回のアレンジの肝の話から少し時間が過ぎてしまいましたが、
今日は続きのお話です。
前回は、リズムとベースのお話ですね。
で、リズムとベースが決まったら次は上ものということになるんですが、
ここでちょっと気を付けていただきたいのが、
前回も少し触れましたが、「常識に囚われない」ということ。
なんかアマチュアのアレンジって、プロ以上に常識に囚われている、
そう感じるものが多いです。
プロの方がある意味自由にアレンジする。
これは機材の制約があるから、とかそういうレベルの話じゃなくって
もっと根本的というか、基本的な部分のお話で、です。
例えば、曲に伴奏をつけるというと、
必ずバンドサウンド的な、ドラム、ベース、ギター、ピアノ(キーボード)
の編成でアレンジをつけてしまう。
当り前のように、これらのパートを伴奏として取り入れる。
まず、ここからして「変」だと思うのです。
もちろん、バンドとして活動をしていて、
ライブを前提に曲を作り上げる、
そういう活動がメインなら当然自分達のバンドのメンバーのパート、
バンドのカラーやスタイル、それがアレンジに表現されていていいのですが、
というか、そうでなければいけないのですが。
そうじゃなくて、個人でDTM等で楽曲を作り上げる、
そういう人まで、なんか既成概念に囚われている、
そう感じてなりません。
なぜそのドラムを入れたのですか?
なぜギターを入れたのですか?
なぜオルガンを入れたのですか?
なぜベースを入れたのですか?
その楽曲に本当にピアノが必要なのですか?
その楽曲に本当にドラムが必要なのですか?
その楽曲にギターは本当に必要なのですか?
その楽曲にベースは本当に必要なのですか?
前回、「僕はベースをアレンジの要にする」みたいな話をしましたが
それは、そのベースが必要だからです。
あなたの曲にはそのパートは必要ですか?
「実はその楽曲には、他に必要なものがあるのではないですか?」
ヴァイオリンを入れてみたらどうでしょうか?
ドラムをはずして、パーカッションとトライアングルを入れてみたら?
ギターじゃなくてオルゴールのような音色でアルペジオを入れてみたら?
ギターソロではなくチェロでソロを入れてみたら?
と、もっと自由に(しかも遊び感覚で)アレンジを捉えて見て欲しいんです。
後々バンドで再現しなきゃ行けないときは、
それはそれでその時のメンバーでアイデアを出し合えばいいこと。
一人で楽曲を作り上げるときはもっと自由でいいと思います。
さらに言えば、同じフレーズでも楽器が変わるだけで
そのフレーズの印象は一変します。
音色によって、フレーズは生きも、死にもするんです。
また、キーボード等の場合、
音色の選択は楽曲の色を変えてしまう程の影響があります。
楽器の選択、パートの選択、音色の選択、
これに関しては「常識に囚われず」自由な発想で、
そして良く練って欲しい、そう思います。
で、このことを大前提として、
その他アレンジの元になりそうな考え方、視点をお話しします。
◆アレンジの元になりそうな考え方
アレンジするときに元になりそうな視点や考え方を挙げてみると・・・
●メインのメロディに、近づいたり離れたり絡ませたり、
そうしながらバッキングをメロディで考える
●ベースフレーズに呼応するメロディのバッキングを考えてみる
●コードのベース音が半音ずつ下がっているような場合、トップノート(1番高い音)の動きを考えてみる
ベースと同じように下がるのか、逆にトップノートを上昇させるのか
また、半音進行でなくても、コードのルートを意識してトップノートを考えてみる
●出来れば、コードをただ鳴らすような伴奏は極力使わない
時と場合によりますが、ただコードを普通に鳴らすようなピアノ、オルガン、ギター、PAD系のシンセなど
極力使わずにイメージを作ることを考えます。
●リズムを切って、伴奏を何も鳴らさないような「間」を作れないか考える
これは僕独特の考え方かもしれません。ブレイクではなく、通常のエイトビート等のパターンの中でです。
これを聴いていただけると判るでしょうか?
http://jakebox.net/wav/tomo.mp3
この曲の途中のドラムパターン、実は普通のエイトビート違います。
音を切り抜いて、「間」を作っているんです。
●フレーズは音色とセットでイメージする
前の項で触れたことです。
●曲全体を通して使えるようなシーケンスを考えてみる
以前、作曲の話でしたようなループネタみたいなものですね。
こちらを参照してください。
http://jakebox.r210.net/2008/06/jake_1.html
この時のシーケンスフレーズはこちらを参照
http://jp.youtube.com/watch?v=ij81yJlt9ho
●民族楽器の音色を使えないか、考えてみる
これは完全に僕の好みですね(笑)
でも、リズムでも、またそれ以外でも
この民族楽器を意外なところで使うと面白い雰囲気が出てきます。
一度お試しあれ(笑)
●極力、オーバーアレンジを避ける
出来るだけ、たくさんの音を重ねすぎないように意識します。
そうでないと、間違いなくやり過ぎてしまうんです。
シンプルに徹したい、
それが僕の方向ですが、それでもたまにやり過ぎてしまうんですよね(苦笑)
と、思いつくままに並べてみました。
これにプラスして前回お話しした、
リズム、ベース、テンポ、
これを大事に意識する。
このあたりを意識してアレンジを考えていると思います。
一つ一つ解説すると良いかもしれませんが、
今日はこれくらいにしておきましょう。
気になるところ、判らないところ、気軽にメールください。





















